鎌倉五輪塔【重要文化財】

忍性菩薩が静かに眠る石塚

イメージ:鎌倉五輪塔
イメージ:鎌倉五輪塔

額安寺の北西にある石造五輪塔群で、この辺りは通称『鎌倉墓』とも言われています。五輸塔は西側に東面して5基、北側に南面して3基が鍵の手に並んでおり、東端および南から4番目のものに永仁5年(=1297年)の銘があることから、鎌倉時代後期に造立されたものと思われます。昭和五十七年の調査修復工事によって、第一塔が忍性菩薩、第二塔が善願上人の供養塔であることが確認され、忍性菩薩の墓から発掘された骨蔵器等は、中世の高僧の墓制を知る上で貴重な発見となりました。中世の五輪塔がこれほど完全な形で残されているのは珍しいと言われています。