仏舎利について


仏舎利が額安寺に奉納。

お釈迦様の遺骨『仏舎利』

仏舎利とは、入滅された釈尊(お釈迦様)の遺骨のことを指します。釈尊の死を聞いて駆けつけた王の死者や部族の代表によってこの遺骨は八分され、また残った灰を二つに分けて御祀りしたのが仏舎利の始まりとされています。仏舎利はそれぞれの国へ運ばれ、舎利塔が祀られました。後に舎利塔は堀り起こされて仏舎利は次第に細かく分けられ、最終的には周辺国も含めて8万余の膨大な寺院に再配布を実施したと伝えられています。仏教が伝来する中国では、多くの僧が仏舎利の奉納されたインドやタイに赴き、仏舎利の収められたストゥーパ(仏舎利を納骨する円すい形の仏塔で日本の卒塔婆のモデルであり語源)の前で供養した宝石類を「仏舎利の代替品」として持ち帰り、それを自寺の仏塔に納めたと言われています。日本での仏舎利に関する文献としては、593年に元興寺の芯礎に安置されたという記録が日本書紀に残っています。

イメージ:仏舎利